
礼真琴退団公演『阿修羅城の瞳│エスペラント!』も、残すところ3週間となりました。
こっちゃん(礼真琴)の退団へ向けたカウントダウンだけでなく、自分自身の日々いち日いち日が過ぎていく感覚も含め、ロケット級の速さで進んで行っている気がします。
子どもの頃はなんであんなにいち日が長く感じたんだろう。
そうね、子どもの頃には「はじめて」が沢山あったから。
知らないことだらけで、毎日が学びだったし、喜びだったし、怒りも悲しみも悔しさも、そんなことすら初めて知る感情がたくさんありましたもんね。
大人になると「繰り返す」ことが多くなって、感情の反復にも慣れてしまって、子どものころほど日々の変化が感じられない。
ふーっ。
礼真琴の退団商戦が過熱気味
類稀な才能と桁違いの人気で、ここ数年、劇団の危機を支えてきたスーパートップ礼真琴の退団。
劇団が「退団商戦」に気合を入れて臨むのは想定の範囲でしたが、ここのところちょっと過熱気味。
「礼真琴ラストデイ」ライブ中継への抽選申込数が桁違いだったようで、異例の対応が取られたのにも驚きましたが、、、これはもちろん、需要と供給のバランスが一致しているからこそ成り立っているもの。
恐るべし礼真琴、いろいろと驚かされます。
そして劇団のこのひとときの「退団商戦」に賭ける意気込みたるや、、、
ライブ配信の販売期間とプログラムセット販売
本日の公式にアップされたニュースも、いよいよ退団商戦の最終決戦が迫っていることを実感させられました。
(1)ライブ配信のチケット販売期間を下記の通り変更させていただきます。
※公演日の2週間前から販売を開始。購入終了時間については、開演時間から120分後までといたします。
(2)東京宝塚劇場公演プログラム付 ライブ配信視聴券の販売が決定しました。
※「公演プログラム付」は別途送料がかかります。準備が整い次第の発送となります(到着日の指定はできません)。数量に限りがございますので、予定枚数に達し次第販売を終了いたします。
通常は1週間前からのライブ配信チケット販売ですが、1週間前倒しをして2週間前からの販売開始。
さらに配信開始後も、購入できるタイミングが延長されて120分後までに変更。
これなら『阿修羅城の瞳』は見られなくても、『エスペラント!』以降、さよならショー、ごあいさつ、カーテンコールまでは見られることになりますね。
そもそも、あらかじめ予定のわかっている人は、仮に後半からしか見られなくても事前にチケットを購入して準備はしておくと思いますが、当日の予定次第で「見られるかどうかわからない」という人にとっては、配信開始後120分の猶予があるのは有難いかも知れません。
そして公演プログラム付の視聴チケット販売。
一瞬、ライブ中継の映画館で当日販売されるラストデイのほうかと勘違いしそうでした。(笑)
普通の東京公演プログラムなんですね。
大劇場のプログラムは初日から2日目で品切れになってしまい、多くのファンがしばらく待たないと入手できなかったという事態に陥りましたが、さすがに東京公演は …
と思っていま見てみたら、売り切れてました。(笑)
いつから売り切れているのかちょっと定かではありませんが、再販予定日が書かれていないので、ライブ配信とセットにして、再販分を確実に買えるようにしてくれたんでしょうかね。
あ、そういうこと?
2週間前からライブチケットを販売開始するのは、プログラムセット販売の購入者数を早く把握したいから?
え、そうなの?(笑)
言ってみれば「予約販売」ですもんね。
一応「数量限定、予定枚数に足し次第終了」にはなっているので、おおよその再販部数は決まってるのだと思いますが、想定外の大量申し込みが入れば増刷しよっていう目論見?
なるほどね。
でも、これに関しては宝塚ファンではないけど『阿修羅城の瞳』に関心があるから見てみよう、という人たちにもプログラムを買ってもらえる可能性があるから、良い試みではありますね。
劇団としては発送作業に手間がかかりその分大変だと思いますが、毎公演やってもいいんじゃない?とか思ってしまうのは私だけでしょうか。
千秋楽のライブ配信で毎回公演プログラムのセット販売すれば、通常公演でも必要以上に在庫を抱えなくて良くなるかも。
ま、ライブ配信を観る人がどれだけ購入するのかわかりませんが、たとえば花組公演『悪魔城ドラキュラ』のであればゲームファンが配信を見るために予習がてら買ってくれたりするかも。
あと、キャトルに行くのは遠いし、あえてオンラインショップで買うほどの意欲はないし、というライトなファンでも、ライブ配信のチケットと同時に購入決済できちゃえば、思わず「買っとくか」になるかも。(笑)
Dolby Cinema®『1789-バスティーユの恋人たち-』
2023年に映画館で上映されたタカラヅカ・レビュー・シネマ『1789 -バスティーユの恋人たち-』が、全国10か所のDolby Cinema®(ドルビーシネマ)対応の映画館で、アンコール上映されます。
これにはちょっと驚きましたね。
どれだけ礼真琴の需要が高いのかと。
さすがに『1789-バスティーユの恋人たち-』のアンコール上映は想像の斜め上をいっていました。(笑)
そういえば、有楽町までなおちゃん(瀬央ゆりあ)に会いに行ったな~。
オープニングの舞台挨拶は落選して見られなかったのですが、たしかクロージングで東京に戻って来た時にフィナーレイベントとしての舞台挨拶を見に行った気がします。
ちょっと記憶が曖昧ですけど。
当時は恐ろしいほどの残業続きで(あの頃は残業代だけで20万近く稼いでた … 笑)、強烈な睡眠不足。
「まぶたの筋力」を使って必死で睡魔に耐えながら鑑賞していましたね~。
なおちゃんの舞台挨拶だけはガンミしましたけど。(笑)
『1789』は幸いにも劇場で3回も観劇できた、ここ最近の私にとっては奇跡の公演。
大劇場は、楽天TVのチケットが当たったのと、友会抽選でなんと千秋楽が当選。
東京公演でも友会抽選で1回観劇できました。
そして、ドルビーシネマも、なおちゃんの舞台挨拶を見に行ったフィナーレイベントの前にも、映画だけはすでに鑑賞済みだったので、最後の映画鑑賞ではちょっと気が緩んでまぶたが …(笑)
今回のアンコール上映はタイミング的にちょっと難しいかな。
それにしても、過去のレビューシネマを退団1週間前にぶつけてアンコール上映って、、、劇団の考えることがすごい。
どれくらいのタイミングで決定したのかわかりませんが、上映する映画館の並びをみると、空いているところをなんとか探してねじ込んだ感じ?(笑)
あ、でも、当時配布されたビジュアルカードをもらえるのはいいですね。
在庫が残っていたのか、再制作して配布するのかわかりませんが、、、数量限定って書いてあるところをみると、劇団在庫かな。
映画館でのコラボメニュー販売



これも何気にすごい企画ですよね。
宝塚専用劇場以外でコラボメニューができるのはちょっと嬉しい。
映画館に行く予定はないけど。(笑)
レモネードとかめちゃくちゃおいしそうな色合い!
ポップコーンにはあんまり体によろしくない色合いですが、、、キャンディソーダ×バニラ味って、どんな?
きっとおいしいんですよね。(笑)
でもって、オリジナルデザインラベル。
こんなのが商品として存在するんですね~。
初めて見ました。
缶バッチとかの進化系?
え、中身は空なんですよね?
すみません、なんも知らず。
ってか、個人的には「ローソン・ユナイテッドシネマの缶」の中に「TOHOシネマズのレモネードソーダ ブルーキュラソー入り」を入れて「MOVIX・ピカデリーのスペシャルポップコーン」をセットにして売ればいいんじゃない?って思ってしまいました。(笑)
さすがに無理か。
それ以前に、気づきました。
わたし、お酒はいっさい飲めないんだった。(笑)
弱いとかではなくて味がね、苦手で。
単純にレモネードソーダだったら「おいしそう!!!!」なんだけど、ブルーキュラソー入ってるじゃん …
終了のお知らせ。
どーせ映画館にはいかないけど。(爆)
ライブ中継オリジナルグッズ
これもまぁ、いろいろと充実したラインナップですね。
退団公演の時には毎回ライブ中継の限定販売があると記憶していますが、ラインナップまでは気にしていなかったので、今回のこっちゃんシリーズが多いのか少ないのかわからない。(笑)
ラストデイのパンフレットはキャトルでも購入できるから嬉しい♡
でも、正直、ラストデイのパンフはデカすぎる。
過去のスターさんのパンフを映画館で買って持っていますが、整理整頓する度に、いつも収納場所に困ってしまいます。
プログラム系のA4サイズの棚に収まらないと、ほーんと不便。
大きな紙面で素敵な写真が収められていて、スターさんファンとしては大変ありがたい代物ではありますが、、、B4サイズでなくても良いです、私は。(笑)
でもさ、なんかまた魅力的な一文が書かれていましたよね。
今までのラストデイパンフレットからプラス4ページ増
そしてまた、劇団の思惑に嵌り … もとい、愛情に溺れてポチってしまいそうです。。。
他にも映画館では、
- 礼真琴ラストデイ オリジナル直筆メッセージ入りミュージックカード
- 礼真琴 直筆メッセージ入りマスキングテープ2個セット
- オリジナルクリアファイル&ステッカー2種セット(第1弾、第2弾)
が販売されるとのこと。
何度も言いますが、、、映画館に行く予定はありません。
が!
第2弾のクリアファイル、、、めちゃめちゃ欲しい!!!
サヨナラショーのこっちゃん、しかも革命の兄弟?
どうしてこうも劇団は商売上手なんでしょうか。(笑)
いや、どうしてこんなにファンの心理を突いてくるのが上手なのに、いつもいつも「とんでも人事」をするのでしょうか??
私たち、泳がされてる …。
いま確認してみたら、最寄りの映画館で2日間ともグッズ販売してるわ。
朝からクリアファイルだけでも買いに行っちゃおうかな。。。
でもきっとどの映画館もすぐに売り切れてしまいそう。
礼真琴&現体制星組人気とアフター礼真琴
これだけのお祭り騒ぎが終わった後、いったい宝塚に、そして星組に、どんな空気が漂うんだろうかとちょっと不安も感じています。
こっちゃんの退団商戦にこれだけの需要があるということは、それだけ礼真琴の人気が莫大であり、そしていまの星組の体制が多くのファンに支持されているということにほかなりません。
つまりは、こっちゃんの退団と同時に「礼真琴ファン」は、いちアーティスト礼真琴の元へ大移動し、現体制の星組ファンはそれぞれの贔屓のもとへと散っていきます。
それを、どれだけ「星組」につなぎ止めることができるのか、が、まず新トップスター暁千星の最初のミッションであるかも知れません。
人気トップのあとを継ぐ者の宿命とはいうものの、ありちゃんの抱えているプレッシャーと不安はいかばかりかと察するに余りあります。
でも、劇団が「暁千星」でいくと決めたのは、当然その勝算を見越しているはず。
和央ようか&花總まりの宙組コンビが人気を博していたころ、2番手だった水夏希が雪組へ異動となり、その後に2番手となったのが大和悠河でしたが、誰もが「たかちゃん(和央ようか)のあとにタニちゃん(大和悠河)で大丈夫?」と感じていました。
そして実際に退団が決まり、いよいよ、というタイミングで雪組から貴城けいが落下傘投入されました。
かしげちゃん(貴城けい)についてはすったもんだの異動劇であった印象は否めませんが、これで、ある意味タニちゃんがタカちゃんの直後にトップになって「失速した」と言われることは回避されました。
ちえちゃん(柚希礼音)のときも私は似たケースのように感じていました。
当時、最後の新公で主演をつかみ取り、本人の腐らずあきらめない精神と努力、ファンの後押しも手伝う形で逆転ホームランをかっとばしたさゆみちゃん(紅ゆずる)が2番手の座を手にしていました。
が、柚希礼音の人気が後半に向けて爆速で盛り上がっている中で、ちえちゃんからダイレクトに星を引き継ぐには色々な意味で不安材料が山積していたのは誰の目にも明らかでした。
ほんとうにこのまま、さゆみちゃんで進むんだろうか?と思っていたところに、みっちゃん(北翔海莉)が専科から投入されました。
結果として、ちえちゃんとは全く個性の異なるトップさんのもとで経験を積み、立派にトップを務めてこっちゃんにバトンを繋いで卒業されました。
そのバトンを受け継いだ礼真琴さんは、宝塚歌劇団、苦難の5年間だったにもかかわらずバケモノ級の成長と活躍を見せつけて、ただいま絶賛さよなら公演中!なわけですが、、、
この勢いある星組のバトンを託された、いや「任された」のは、暁千星。
劇団が、礼真琴のあとを任せられる(勝算あり)と判断したからこそ、暁千星をトップに指名したのだと思います。
私もそうですが、こっちゃん卒業後、こっちゃんのアーティスト活動を楽しみにしている傍ら、ありちゃん体制の星組を引き続き応援する気満々のファンはたぶん、多いですよね。
星組ひと筋のタカラジェンヌ生活、こっちゃんが心から愛した星組です。
私個人で言えば、ちえちゃん時代からこっちゃんへと繋がってきた関係性も含め、そう簡単に星組から関心が薄れることはないと思います。
ありちゃん、かのんくん、そしてつんちゃん。
新しい星組の新たな歩みをとても楽しみにしています。
とは言いつつ、、、
ここ数年の星組人気が異常過ぎたので、その後、もしかしたら「売れないよね~」なんて声を聞くことになるかも知れない不安も正直、あります。
そんなときは「チケットが買えるなんてサイコー♡」とポジティブシンキングで乗り切るつもり。(笑)
ありちゃんが退団の日を迎えるころにはきっと、また、星組がガンガンに盛り上がっているはず!
ありちゃんにはそれだけのチカラがあると思います!
さすがに武道館はないと思いますが(笑)、横アリあたりでコンサートをしている予感。
ガンバレ、愛する星組♡
まとめ
トップスターが退団して代替わりしたときには、どの組でも「大劇場ガラガラ」と言われることがほとんど。
どんな人気スターでもお披露目公演から「超満員」ではありませんからね。
私が贔屓組として見守った代表的な超人気スターは、さきほども言及した宙組の和央ようか&花總まり、星組の柚希礼音&夢咲ねねでしたが、どちらも就任当初は「大丈夫?」って言われていました。(笑)
こっちゃんにしても、確かにもともと人気は高かったですが、いまほどの爆発的なスーパートップになるとは当時誰も予想できなかったと思います。
大好きなトップスターの退団は本当に寂しくて「代替わりしほしくない!」と思ってしまうのが本音ではありますが、常に新しいスターの誕生を楽しみにしているのもまた、事実。
あと3週間、こっちゃんから多くの「想い」を受け取ったありちゃんが、どんな新しい「星組」を見せてくれるのか、心から楽しみにしています!
でも今はまだ、、、
劇団の「礼真琴退団商戦最後の追い込み」に、いかに飲み込まれない強い心を持ち続けるかに専念したいと思います。(笑)