【星組】稀惺かずと「阿修羅城の瞳」新人公演の完成度とスター性

昨日は星組『阿修羅城の瞳』新人公演をライブ配信で観劇しました。

新人公演の前日、こっちゃん(礼真琴)が開演早々オケピに転落してしまうというハプニングがあり、まさかの出来事に大変驚いたのですが、きっと新人公演で主演をつとめるつんちゃん(稀惺かずと)にとっては、更なる緊張感を高める出来事だったことでしょう。

幸いにもこっちゃんに大きな怪我はなかったようで、その後40分遅れで再開、何事もなく無事に幕を下ろすことができたとのこと。

銀橋はそれなりに高さがありますし、動きを制限される和服を着て手には小道具の刀、そしてオケピには楽器や指揮棒を持った楽団員たち。

一歩間違えば大きな事故になり兼ねず、本当になにごともなくて良かったです。

稀惺かずとの完成度

とりあえずは、稀惺かずとの完成度にあっぱれでしたね。

そもそも、この演目を下級生だけの新人公演で、しかも本公演をこなしながら限られたお稽古時間しか取れない中で、本当に作り上げることができるのか。

今回の新人公演は、そんな心配のほうが大きかったように思います。

大劇場の新人公演の評判はすでに耳に入っていたので、東京での新人公演のクオリティーはある程度予想していましたが、稀惺かずと、恐ろしや。

すでに彼女は出来上がっていました。

出門という難役を、こっちゃんをなぞるだけではなく、しっかり自分のものとして演じているつんちゃんに感動!

しかもスターオーラのすごいこと。

奇麗なお顔立ちは洋物にも和物にも映えますね。

そして身のこなしも随分と研究されたのでしょう、違和感なく安心して見ることができました。

礼真琴の背中は大きかった

前回の新公主演『1789-バスティーユの恋人たち』の時にも、彼女から放たれるスターオーラのすさまじさに感動したものですが、やはりこれは、彼女が持って生まれた輝きなんだな~と思いました。

そして、そのオーラに負けないレベルの確かな実力も伴った、素敵なスターさんに成長しましたね。

礼真琴という類稀なスーパートップの下で学べた6年間は、つんちゃん(稀惺かずと)にとって本当にラッキーだったと思います。

いまどきの男役としては小柄で、男くささを売りにするようなタイプでもなく、でもどこか愛らしい人懐っこさでみんなから愛されるキャラ。

礼真琴と稀惺かずとには共通点が多いですよね。

そう言えば、タカラヅカニュースの新公インタビューだったと思いますが、つんちゃんが話していたことばをふと思い出しました。

本役のこっちゃんから言われて感動した話として、「つんつんはなんでもできると思われちゃっているから、そうじゃない!っていうのを一緒に…と言っていただいて」というような話だったと思います。

それを聞きながら、「それ、こっちゃん、自分の事じゃんっ!」と心の中で突っ込みを入れましたもんね。(笑)

でも、だからこそ、こっちゃんは自分がいる間につんちゃんを全力でサポートしてあげたいと強く思っていたんじゃないのかな、とも思いました。

この先、つんちゃんがどんなスターさんに成長していくのかはまだまだ未知ですが、少なくとも、礼真琴率いる星組で下級生時代を過ごせたことが、間違いなく大きな財産になるといちファンとして確信しています。

かわいい「つんつん」のままで …

実は私、昨日の新人公演でつんちゃんを観ながら本気で思ったんです。

10年後にはつんちゃんが4人目の武道館に立っているんだろうな~って。

稀惺かずと、これから化けるぞ~って。

でも、終演後のごあいさつでは相変わらずのカワイイつんちゃん、なところがまたいいじゃないですか。

「礼さんの、礼さんが、、、礼さん、、、礼さん、、、、」

何回言った?礼さん。(笑)

楽屋で対面したこっちゃんにも、そんな風に突っ込まれたんじゃないかと想像して、ニンマリしてしまいました。

いや、それにしても、本公演でもある程度の役が付いているというのに、新人公演でこっちゃんでも苦しんだ出門さんをあそこまでに仕上げ、しかも新人公演長の期で長という「長々さん」。

さらにスーパートップ礼真琴の退団公演という恐ろしいくらいのプレッシャー。

つんちゃん、本当にあなたはすごいっ!

これからも、どんな成長を見せてくれるのか、ますます楽しみになった新人公演でした!

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