
【生活編:中級】
Feel free to …
(遠慮なく〜してください)
解説
“Feel free to …” は、相手に選択の自由を与えながら、安心して行動してよいことを伝える英語表現です。
日本語の「ご自由にどうぞ」「遠慮しないでください」に近く、命令や強制の響きが一切ありません。
この点が、英語コミュニケーションにおいて非常に重要です。
英語圏では、相手の意思を尊重する姿勢が重視されるため、「やっていいですよ」と直接許可するよりも、「やりたければどうぞ」という形のほうが自然で丁寧に聞こえます。
“Feel free to ask questions.” や “Feel free to contact me.” のように使えば、「質問しても迷惑ではない」「連絡しても構わない」という安心感を与えられます。
このフレーズは、日常生活だけでなく、仕事・学校・サービス対応など幅広い場面で使える汎用性の高さが魅力です。ただし、使い方を誤ると、冷たく突き放した印象になることがあります。
たとえば、感情を込めずに “Feel free to leave.” と言うと、「どうぞ勝手に出て行って」という皮肉に聞こえる可能性があります。そのため、声のトーンや文脈が非常に重要です。
また、“Feel free to …” は、相手に行動を勧める表現ではありません。
あくまで「選択肢を提示する」フレーズなので、強く期待している場合には “Please don’t hesitate to …” など別表現を使うほうが適切です。
英語らしい配慮を体現した、覚えておく価値の高い表現です。
例文
Feel free to ask if you have any questions.
(質問があれば遠慮なく聞いてください。)
Feel free to use the kitchen.
(キッチンは自由に使ってください。)
注意点/言い換え
・無表情・強い口調だと突き放した印象になる。
・言い換え:Please don’t hesitate to …/You’re welcome to …

