
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
take notes の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★☆
- TOEIC頻出・重要度:★★★★☆
take notes の意味と解説
「take notes」 は、「メモを取る」「ノートを取る」という意味の定番表現です。
学校の授業、会議、講演、説明など、情報を記録する場面で非常に頻繁に使われます。
このフレーズの特徴は、「ノートを“取る”」という日本語とは違い、「take(取る)」という動詞と「notes(メモ、記録)」という名詞の組み合わせで表現される点です。
受け身的にメモするのではなく、意識的・積極的に情報を記録するというニュアンスが込められています。
学生やビジネスパーソンだけでなく、日常生活でも新しい知識や予定を記録する行動として使用できるため、TOEICでもリスニング・リーディング両方の場面で重要表現の一つです。
take notes を使った例文
学校や講義の場面
The students took notes during the professor’s lecture.
(学生たちは教授の講義中にノートを取った。)
ビジネス・会議の場面
Please take notes so we can review them later.
(後で見直せるように、メモを取っておいてください。)
カジュアルな表現
I always take notes when I read a good book.
(いい本を読むときは、いつもメモを取るようにしています。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | 意味・ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
write down | 単発で短く「書き留める」行為 | I wrote down her phone number.(彼女の電話番号を書き留めた) |
jot down | 急いでササッと書き留める(カジュアル) | Let me jot that down.(ちょっとメモさせて) |
make a note of | 忘れないように記録する(やや丁寧) | I made a note of the date.(その日付を記録しておいた) |
record | よりフォーマル。電子的記録や公式文書などに使う | All calls are recorded.(すべての通話は記録されています) |
「take notes」は学習や記録の目的で、まとまった情報をノートに書く行為を表します。
「write down」や「jot down」はその場でさっと書く感じ、「make a note of」は忘れないように書き残す意識が強くなります。
学習のまとめ
「take notes」は、学習や仕事の場面で非常に重要な英語表現であり、TOEICの会話文・メール文でも頻出です。
この表現を使うことで、英語らしい自然な言い回しを身につけることができます。
例えば、「I take notes at every meeting(すべての会議でメモを取る)」のように、習慣としての行動を表現するのにも適しています。
また、「Can I take notes during the session?(このセッション中にメモを取ってもいいですか?)」のように許可を求める文でも使えます。
表現の幅を広げたい場合は、「jot down」や「make a note of」といった別の言い回しも併せて覚えておくと便利です。
特にビジネス英語や学習英語では、場面によって適切なフレーズの選択が問われるため、ニュアンスの違いを意識すると表現力が高まります。