
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
sleep in の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★☆
- TOEIC頻出・重要度:★★☆☆☆
sleep in の意味と解説
「sleep in」 は、「朝寝坊する」「いつもより遅くまで寝る」という意味の句動詞です。
特に、休日や予定のない日に、意図的に遅くまで寝る場合によく使われるカジュアルな表現です。
このフレーズは「寝坊する」というよりも、「ゆっくり寝る」「自分の意思で遅くまで寝る」ニュアンスが強く、ポジティブな意味で使われることがほとんどです。
たとえば「I finally got to sleep in today(今日はやっと朝寝坊できた)」というように、ご褒美感のある朝寝として使われます。
TOEICでは直接的な出題頻度は低めですが、リスニングやカジュアルな会話文、Eメールのやりとりの中で、予定変更や休日の過ごし方を述べる文脈で登場することがあります。
sleep in を使った例文
休日の朝の感想として
I love sleeping in on Sundays.
(日曜日に朝寝坊するのが大好きです。)
特別なご褒美として
After a long week, I finally slept in this morning.
(長い1週間のあと、今朝やっと朝寝坊できた。)
会話での言い訳風に
Sorry I’m late—I slept in.
(遅れてごめん、寝坊しちゃった。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | 意味・ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
oversleep | 予定より長く寝てしまう(=寝坊) | I overslept and missed the bus.(寝坊してバスに乗り遅れた) |
stay in bed | 起きずにベッドで過ごす(寝るとは限らない) | I stayed in bed all morning.(午前中ずっとベッドにいた) |
have a lie-in(英) | ゆっくり寝る(英英式) | I had a nice lie-in this morning.(今朝はゆっくり寝られた) |
nap | 短い昼寝 | I took a nap after lunch.(昼食後に昼寝した) |
「sleep in」はリラックス目的の朝寝坊にぴったり。
一方、「oversleep」はミスとしての寝坊、「stay in bed」は活動せずにベッドにいること、「lie-in」は主に英国式で「sleep in」とほぼ同義です。
学習のまとめ
「sleep in」は、英語圏で日常的に使われるカジュアルな句動詞で、休日の会話やSNSの投稿などにぴったりの表現です。
特に「I love sleeping in on weekends」や「I finally got to sleep in today」のように、自分へのご褒美として使われるのが特徴です。
「oversleep(寝坊する)」との違いに注意しましょう。「sleep in」はポジティブ、「oversleep」はネガティブに使われることが多く、目的や気持ちの違いが出ます。
TOEICの頻出表現ではありませんが、日常英会話や海外旅行先のちょっとした会話の中ではよく登場します。
英語で自分の「理想の休日」や「リラックス方法」を表現する際には、ぜひ取り入れてみたい便利なコロケーションです。