
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
feel sad の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★★
- TOEIC頻出・重要度:★★★☆☆
feel sad の意味と解説
「feel sad」 は、「悲しく感じる」「悲しい気持ちになる」という意味の基本表現です。
感情を述べるときに非常によく使われる表現で、「I feel sad」「He felt sad」「We’re feeling sad」など、主語の感情を直接的に表す際に使われます。
「feel」は一時的な感情の動きを示す動詞であり、「sad」は「悲しい」という状態。
つまり、「悲しみを感じている」ことを伝える表現として、英語ではもっとも自然かつストレートな言い回しです。
日常会話・SNS・映画のセリフなどでも頻繁に使われます。
TOEICでは感情の変化や対応などを描写する文脈(Part 3・7)に時折登場するため、意味と使い方をしっかり押さえておきましょう。
feel sad を使った例文
日常的な気持ちの表現
I feel sad when I say goodbye to my friends.
(友達と別れるとき、悲しい気持ちになる。)
他人の感情に言及
He felt sad after hearing the bad news.
(悪い知らせを聞いて、彼は悲しんだ。)
同情や共感を表すとき
I feel sad for the people affected by the disaster.
(その災害の被害にあった人々のことを思うと悲しくなります。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | 意味・ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
be sad | 感情の「状態」に焦点。持続的な印象 | She is sad because her pet is sick.(彼女はペットが病気で悲しんでいる) |
feel down | 落ち込んだ気分、カジュアルな表現 | I’ve been feeling down lately.(最近ずっと気分が落ち込んでいる) |
be upset | 悲しさ+怒りや混乱も含む感情 | He was upset about the mistake.(そのミスに彼は動揺していた) |
be heartbroken | 非常に深い悲しみ(失恋・喪失) | She was heartbroken after the breakup.(別れのあと、彼女は打ちのめされていた) |
「feel sad」はその瞬間の感情にフォーカスした表現。
「be sad」は状態としての悲しみ、「feel down」は気分が暗いニュアンス、「upset」は感情が入り混じる感じ、「heartbroken」は強烈な悲しみです。
学習のまとめ
「feel sad」は、英語で自分の感情をシンプルに伝える基本表現のひとつです。
「嬉しい」「楽しい」といったポジティブな感情だけでなく、「悲しい」「つらい」などのネガティブな感情を表現することも、豊かな英語表現力につながります。
「I feel sad when...」という構文は、エッセイやスピーキングで理由や原因を説明するパターンとしても使いやすく、感情と論理の両方を伝えられる便利な表現です。
また、「be sad」「feel down」「be heartbroken」などの似た表現を覚えておくと、場面に応じた微妙な感情の違いも表現できるようになります。
TOEICにおいても、感情の変化や対応が問われる文脈で出題される可能性があるため、理解しておく価値は十分にあります。