
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
feel frustrated の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★☆
- TOEIC頻出・重要度:★★★☆☆
feel frustrated の意味と解説
「feel frustrated」 は、「イライラする」「もどかしいと感じる」「やり場のない怒りや悔しさを感じる」といった意味を持つ感情表現です。
「frustrated」は「挫折した」「思うようにいかずにイライラしている」といった状態を示す形容詞で、「feel」と組み合わせることで、状況に対して強い不満や無力感を抱く一時的な感情を自然に表現できます。
この表現は、仕事や勉強、人間関係、システムの不具合など、自分の努力が報われない・通じないと感じるときに多用されます。
日常会話やメール、SNSなどでよく使われ、TOEICのリスニングや読解パートでも「顧客対応」「社内トラブル」などの文脈で登場することがあります。
feel frustrated を使った例文
学習の行き詰まりに対して
I feel frustrated when I can’t express myself in English.
(英語でうまく自分を表現できないとき、もどかしさを感じます。)
職場でのストレスとして
She felt frustrated with the slow progress of the project.
(彼女はプロジェクトの進行が遅くてイライラしていた。)
日常的な小さな不満として
I get frustrated when the internet is too slow.
(インターネットが遅すぎるとイライラする。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
be frustrated | 状態としての「イライラしている」 | He’s frustrated with the situation.(彼はその状況に不満を感じている) |
feel irritated | 短気・苛立ち・怒りに近いニュアンス | I felt irritated by his rude comment.(彼の無礼なコメントにイライラした) |
be annoyed | 軽めのイライラ(口語的) | I’m annoyed by the noise.(騒音にうんざりしている) |
be upset | 落ち込み・怒り・混乱が混ざった感情 | She was upset about the result.(彼女は結果に動揺していた) |
「feel frustrated」はやりきれない・歯がゆい感情にもっとも適した表現。
「irritated」や「annoyed」は怒り寄り、「upset」は混乱や悲しみも含まれます。
学習のまとめ
「feel frustrated」は、英語でイライラ・もどかしさ・精神的疲労などを自然に表すための、非常に重要な感情表現のひとつです。
使い方としては、「frustrated with + 人/物」「frustrated by + 状況」「frustrated that + 文」など、具体的な原因を後ろに続けて使うのが一般的です。
TOEICなどの試験では、ビジネスの場面でのクレーム対応や業務の遅れ、不満に関する場面で登場することがあるため、聞き取ったり読んだりする力も求められます。
また、感情表現はスピーキングやライティングの中で自分の気持ちを伝えるのに欠かせないため、「feel frustrated」だけでなく、「be upset」「get annoyed」などとあわせて表現の幅を広げておくと効果的です。