
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
annotate a text の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★☆☆☆
- TOEIC頻出・重要度:★★★☆☆
annotate a text の意味と解説
「annotate a text」 は、「テキスト(文章)に注釈をつける」「メモや説明を書き加える」という意味の表現です。
「annotate」は「注釈を加える」「コメントを記す」という意味の動詞で、学術的な文献、長文読解、教材、法的文書などの文章に対して補足情報を加える行為を指します。
つまり「annotate a text」は、読んで理解を深めるために、文の横や上に自分なりのメモ・解説・意見を書き込む行為です。
英語学習では、リーディング力を高める「アクティブリーディング」の手法として使われることが多く、読解の補助や記憶の定着にも効果があります。
TOEICの直接的な頻出語ではありませんが、大学レベルの英語教育や学術英語(EAP)では必須のスキルとして広く使われています。
annotate a text を使った例文
勉強の場面で
We were asked to annotate the text for homework.
(その文章に注釈をつけるよう宿題で出された。)
理解の補助として
I annotated the text with definitions and questions.
(定義や疑問点を加えてその文章に注釈をつけた。)
教師の指導の中で
The teacher showed us how to annotate a text effectively.
(先生は効果的な注釈のつけ方を教えてくれた。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
highlight a passage | 重要な部分にマーカーを引く | I highlighted the key points.(重要な箇所にマーカーを引いた) |
underline a sentence | 強調のために下線を引く | I underlined important sentences.(重要な文に下線を引いた) |
make notes | 自由なメモ・補足を書く(幅広い場面で使用) | I made notes while reading.(読みながらメモを取った) |
comment on a text | 意見・感想を述べる(口頭・文面) | He commented on the author’s style.(彼は著者の文体についてコメントした) |
「annotate」は補足説明・注釈という“読み手の解釈”を明記する行為。
「highlight」は視覚的強調、「underline」は書面の強調、「make notes」は個人的記録、「comment」は批評的な表現になります。
学習のまとめ
「annotate a text」は、読解力と批判的思考力を鍛える上で非常に重要なスキルです。
文章をただ読むだけでなく、理解を深めたり疑問点を可視化したりするために、注釈を加えることで思考が活性化されます。
とくにアカデミック英語(EAP)やIELTS・TOEFLなどの試験準備において、annotatingは「深い読解力」の訓練方法として重視されます。
また、英語学習者が語彙の意味、文法構造、要点、感想などをマークしながら読むことで、より効率的な学びに繋がります。
TOEICでの直接出題は少ないものの、Part 7の長文対策やビジネス資料の読解力を高めるためにも、「注釈を入れながら読む」という習慣を取り入れると実力がアップします。