きょうの英単語

「attention」の意味と使い方|今日の英単語で語彙力アップ!

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attention

英語学習において、「なんとなく意味は知っているけれど、使い分けが難しい」と感じる単語のひとつが 「attention」です。

学校の授業でもよく出てきたこの単語。

実は意味の広がりや表現がとても豊かで、ビジネスから日常会話まで幅広く活用されています。

今回の記事では「attention」 の基本的な意味から、使い分け、よく使われるフレーズやコロケーションまで、ネイティブが自然に使う表現を丁寧に解説します。

ひとつの単語を深く理解することで、英語の使いこなしがぐっと身近になりますよ!

「attention」の基本情報と意味

■ 品詞 名詞
■ 発音 /əˈten.ʃən/
■ 意味 注意、注目、関心、配慮

例文で使い方を学習しましょう

1.注意・集中(何かに意識を向けること)

Please pay attention to the instructions.
(注意を払ってください = 指示に従ってください)

“pay attention” は「注意を払う」の定番表現です。

2.注目・関心(他人の行動や状況への関心)

The new product is attracting a lot of attention.
(その新製品は多くの注目を集めています)

“attract attention” で「注目を集める」の意味があります。

3.世話・配慮(他者への気配り)

The baby needs constant attention.
(赤ちゃんには常に気配りが必要です)

これは、日常生活でもよく使われる “attention” です。

同じ「attention」でも、文脈によって「集中」「注目」「配慮」など意味が変化します。
動詞前置詞 との組み合わせで、ニュアンスが異なる点に注目しましょう。

熟語とイディオム

覚えていたら便利な「attention」を使った熟語やイディオム(慣用句)をいくつか紹介します。

これらを、ひとまとめにして覚えてしまえば、表現の幅もひろがりますので、ぜひ覚えておきましょう。

1.pay attention (to ~)

「~に注意を払う」という、日常的にもアカデミックにも使える定番表現です。

【例】You should pay attention to what he says.
(彼の言うことに注意を払うべきです)

2.draw attention (to ~)

「~に注意を向けさせる」という意味で、社会問題や重要性をアピールするときによく使われる表現です。

【例】The campaign aims to draw attention to environmental issues.
(このキャンペーンは、環境問題への関心を高めることを目的としています)

3.catch one's attention

視覚的に目をひいたり、聴覚的に注意を引く場面で使われる表現です。

【例】That bright sign really caught my attention.
(あの明るい看板がは、ものすごく私の目を引きました)

4.get someone’s attention

これは、誰かを「呼び止める」「気づかせる」といったときに使われる表現です。

【例】She waved to get the waiter’s attention.
(彼女はウェイターの注意を引くために手を振った)

よく使われるコロケーション

コロケーション(collocation)とは、ある単語と自然に一緒に使われる単語の組み合わせのことです。

日本語で言えば「言い回しの決まり文句」や「お決まりのセット表現」に近い概念です。

1.pay attention to detail

細部に気を配る ▶ 精密さ・丁寧さを評価する場面で使われます。

【例】Good designers pay attention to detail.
(優れたデザイナーは細部にまで気を配ります)

2.grab attention

注目を集める ▶ SNSや広告などでよく使われる表現です。

【例】The headline grabbed my attention instantly.
(その見出しは、私の注意を瞬時に引きつけました)

3.attention span

集中力の持続時間 ▶ 教育や心理の文脈でも使われます。

【例】Children often have a short attention span.
(子どもたちの集中力は、なかなかに持続しないものです)

4.seek attention

注目を引きたがる、目立ちたがる ▶ しばしば否定的な意味を含むこともあります。

【例】He always tries to seek attention in meetings.
(彼は会議で常に注目を集めようとする)

知っておきたい ミニ知識

「attention」は、基本的に 不可算名詞 です。

そのため「an attention」とは言わず、some attention」,「a lot of attentionのように表現します。

また、類義語には「focus」「concentration」があり、どちらも「集中」を意味しますが、使い方には少し注意が必要です。

 ■ focus ➡ 特定の対象に意識を絞る 意味合いが強い
 ■ concentration ➡ 集中力そのものにフォーカスする

「attention」は、もう少し広い意味で、視線や配慮も含むことを覚えておくと便利です。

確認クイズに挑戦してみましょう

attention にまつわる熟語を理解すれば、自然な英語表現が身につきます!

Let's try!

Q1.pay attention の意味は?

 A. 支払う
 B. 注目する
 C. 感謝する

Q2.grab attention の最も自然な使用場面は?

 A. 会計時
 B. 床掃除
 C. 広告のキャッチコピー

Q3.attention span が短い人の特徴は?

 A. 長時間集中できる
 B. 短時間しか集中できない
 C. 注目を集める

まとめ

今回は「attention」という一見シンプルな単語の奥深さを学びました。

意味の使い分け、熟語やコロケーション、そしてネイティブが使う自然な表現まで、たったひとつの単語からでも多くの知識が得られることを実感できたのではないでしょうか。

ひとつ、ひとつの英単語を丁寧に学び、ゆっくり、のんびり、自分のペースで語彙力を積み上げていきましょう。

Let's keep learning, one word at a time!

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