
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
be hooked on a show の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★☆
- TOEIC頻出・重要度:★★☆☆☆
be hooked on a show の意味と解説
「be hooked on a show」 は、「ある番組に夢中になっている」「ハマっている」という意味のカジュアルな英語表現です。
「hooked」はもともと「釣り針に引っかかった」「捕まった」という意味で、転じて「夢中」「依存」「抜け出せない状態」を意味するようになりました。
したがって、「be hooked on a show」は、テレビや配信ドラマなどを次々と観てしまうような“中毒レベルのハマり具合”を表します。
Netflixなどで人気シリーズを“binge-watch(一気見)”する現代的な視聴スタイルと相性が良く、日常会話やSNS、若者言葉として頻繁に使われます。
TOEICではあまり登場しませんが、カジュアルな英語やスピーキング練習では自然な感情表現として非常に役立ちます。
be hooked on a show を使った例文
友達に話すとき
I’m totally hooked on this new crime drama.
(この新しい犯罪ドラマに完全にハマってるよ。)
理由を説明するとき
He got hooked on the show after just one episode.
(彼はたった1話でその番組に夢中になった。)
カジュアルな感想として
We’ve been hooked on that cooking show lately.
(最近あの料理番組にハマってるの。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
be into a show | 興味がある/好き(やや軽め) | I’m really into that sci-fi series.(そのSFシリーズけっこう好きだよ) |
be addicted to a show | 中毒的にハマる(やや強め/冗談っぽく使う) | I’m addicted to that drama.(あのドラマに中毒みたいにハマってる) |
binge-watch a series | 一気見する(行動に焦点) | We binge-watched three seasons in a week.(1週間で3シーズン一気に観た) |
can’t stop watching | 止められない(感情+行動) | I can’t stop watching that show!(あの番組、観るのが止まらない!) |
「be hooked on」は夢中・抜け出せないという感情に焦点。
「be into」は軽めの好意、「addicted」は強すぎる依存、「binge-watch」は視聴行為、「can’t stop watching」は感情+行動の両面を表します。
学習のまとめ
「be hooked on a show」は、お気に入りのテレビ番組やシリーズにハマっている状態を英語で自然に表現できる便利な口語表現です。
特にSNSや友人との会話で、「最近観てるドラマ」や「おすすめのシリーズ」を話題にするときにぴったりの言い回しです。
語感としては「止められないくらい好き」「毎日観てしまう」といったニュアンスがあり、「binge-watch」などの視聴スタイル系の表現とセットで使うと、よりリアルな英語表現になります。
TOEICでは使われにくい一方、実際の英会話や英語メディアの中では非常に頻出です。感情のこもった表現として、「be hooked on music」「be hooked on a game」などにも応用が可能です。
英語で自分の趣味や好みを伝えるスキルを高めたい人には、ぜひ覚えておきたい表現です。