
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
get up (out of bed) の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★★
- TOEIC頻出・重要度:★★★☆☆
get up (out of bed)の意味と解説
「get up」 は「起きる」「立ち上がる」という意味の動詞句で、特に朝の「ベッドから起きる」「寝ていた状態から起き上がる」という意味で使われます。
「out of bed」をつけることで、「ベッドから出る」という動作がより明確になりますが、日常会話では「get up」単体でも朝起きる意味として広く使われます。
例:"I get up at 7."(7時に起きます)
一方、「wake up」は「目が覚める」ことを指し、「get up」は「実際に体を起こして活動を始める」動作にフォーカスしています。
この表現は非常に日常的で、生活習慣・予定・体調・気分などを話す際に不可欠な基本フレーズです。
TOEICでは、日常生活やスケジュールに関する会話文・説明文の中で見られることがあります。
get up (out of bed) を使った例文
日常習慣として
I usually get up at 6:30 every morning.
(毎朝6時半に起きます。)
寝坊に関して
He didn’t get up until noon on Sunday.
(彼は日曜日に昼まで起きなかった。)
強調した表現(out of bed)
It was hard to get out of bed on such a cold morning.
(そんな寒い朝にベッドから出るのは大変だった。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | 意味・ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
wake up | 目が覚める(まだベッドの中でも可) | I woke up at 5 but stayed in bed.(5時に目が覚めたがベッドにいた) |
get out of bed | ベッドから体を起こす/出る(やや強調) | I didn’t want to get out of bed today.(今日はベッドから出たくなかった) |
rise(文語) | フォーマルまたは詩的に「起きる」 | He rises early every day.(彼は毎日早起きする) |
be up | 起きている状態 | Are you up already?(もう起きてるの?) |
「feel relieved」は感情の変化(=安心した瞬間)に注目。
「get up」はもっとも一般的でカジュアルな「起きる」表現。
「wake up」は意識が戻る瞬間、「get out of bed」はベッドから出る行為、「be up」は起きて活動している状態を表します。
学習のまとめ
「get up」は、英語を学ぶ人が最初に覚えるべき動詞句のひとつです。
日常生活やルーティン、自己紹介、健康管理、時間の使い方など、会話の基本テーマに多く登場するため、しっかりと意味と使い分けを理解しておくことが大切です。
「wake up」「get out of bed」「be up」などの表現とセットで覚えておくと、「目覚め→起き上がる→活動開始」という一連の流れを英語で自然に表現できます。
TOEICでも、リスニングのPart 1・2の短い会話や、Part 3のスケジュールに関する会話の中で登場する可能性があります。
英語で「いつ起きるか」「なぜ起きられなかったか」など、生活にまつわる会話を表現するには必須の表現です。