
Collocation(コロケーション)とは、英語において「一緒に使われることが自然な語の組み合わせ」を指します。
「どの語と一緒に使われるか」をセットで覚えておくと、単に文法が正しいというだけでなく、文章や会話がぐっと自然になります。
ネイティブスピーカーの言い回しが聞き取りやすくなったり、不自然な直訳表現に惑わさることもなくなります。
覚えておくと便利なコロケーションを、日常生活、旅行、勉強、娯楽、感情表現、コミュニケーションの6つのカテゴリーに分けてご紹介します。
feel relieved の会話頻出・重要度
- 会話頻出度:★★★★☆
- TOEIC頻出・重要度:★★★☆☆
feel relieved の意味と解説
「feel relieved」 は、「ホッとする」「安心する」「肩の荷が下りるように感じる」といった感情表現です。
この表現は、不安・緊張・プレッシャーなどの状況から解放されたときに、気持ちが軽くなったことを伝えるのに使われます。
「relieved」は「安心した」「安堵した」という意味の形容詞で、「feel」と組み合わせることで、一時的な感情の動きを表すことができます。
日常会話では、試験後や面接後、誰かが無事であるとわかったときなど、よく使われる自然な表現です。ビジネス英語でも、プロジェクト完了やトラブル解決の場面などで頻繁に使われます。
TOEICでは会話文やEメール文の中で、「結果がわかって安心した」「状況が落ち着いた」などの表現として登場することがあります。
feel relieved を使った例文
試験の後に
I felt relieved after submitting the report.
(レポートを提出してホッとした。)
相手を慮って
We were so relieved to hear he was safe.
(彼が無事だと聞いて、とても安心した。)
不安や心配事がなくなって
She felt relieved when the meeting ended smoothly.
(会議が無事に終わって、彼女はホッとした。)
類似表現・言い換えとニュアンスの違い
表現 | ニュアンス | 例文(和訳) |
---|---|---|
be relieved | 「状態として安心している」継続的な安心感 | I’m relieved it’s over.(終わって安心した) |
feel at ease | 「緊張が解けてリラックスしている」状態 | I finally felt at ease in the new office.(新しい職場でようやく落ち着けた) |
feel better | 「気分がよくなる」広義の表現 | I felt better after talking to her.(彼女と話して気が楽になった) |
let out a sigh of relief | 「ため息をつく」という動作付きの表現 | He let out a sigh of relief.(彼は安心してため息をついた) |
「feel relieved」は感情の**変化(=安心した瞬間)**に注目。
「be relieved」は状態を強調し、「feel at ease」はリラックス系、「feel better」は全般的な気分改善、「sigh of relief」は動作を伴う表現です。
学習のまとめ
「feel relieved」は、「ホッとした」「安心した」という気持ちを伝えるのにぴったりの基本フレーズです。
何かのプレッシャーが取り除かれた瞬間に生じる感情の変化を、シンプルに英語で表現できます。
このフレーズは「I felt relieved after finishing the interview.」や「We were relieved to hear the news.」のように、原因や理由を後ろに続ける形で使われることが多く、英作文やスピーキングでも非常に使いやすい構文です。
TOEICでは直接問われる頻度は中程度ですが、文脈理解(特に会話・メールのやりとり)において重要な感情語句のひとつです。
また、「relief(名詞:安堵)」や「a sigh of relief(安心のため息)」などの関連表現とあわせて覚えることで、表現力をさらに広げることができます。